高齢者の低栄養について
「高齢者の食生活チエック」をしてみて、チェツクの数が多いほど、低栄養状態が疑われ、食生活の見直しが必要となります
特に、たんぱく質とエネルギーが十分に摂取できない状態の方が多く、これをPEM(タンパク質・エネルギー低栄養状態)といい、要介護度の悪化、褥瘡などと関連があるため早期の予防・改善が必要となります。施設や在宅でケアを受ける高齢者の30~40%にPEMのリスク者が存在するといわれ、健康な方でも入院や手術などをきっかけにPEMへ移行する方が多くみられます
●どのように判断するのか?
「血清アルブミン値」「体重減少率」などから判断し、血清アルブミン値が3.8g/dl以下になったり体重が6か月~1年間で平常時から
5%以上の減少がみられた場合、低栄養状態が強く疑われます。
●低栄養を予防するには
食べられるものを、食べられるときに 食べられる形で
また不足しがちなタンパク質を
「明治プロティンZn」などをお味噌汁などに混ぜ補給するのも良いでしょう
<高齢者の食生活チェツク>
・以前(約6か月前)に比べて体重が減少している
・1日の食事回数が2食以下である
・主食(ごはん・パンなど)の食事量が減っている
・牛乳・乳製品をあまり摂らない
・食事の介助が必要である
・咀嚼・嚥下が困難である
・近頃、入院や手術などで生理的ストレスを受けた
・毎日一人で食事をしている
・食べる気力がない
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